シドニー大学と日本板硝子の協力で
真空ガラス「スペーシア」は開発されました。
真空ガラスのアイデアは1913年に公表されました。
しかしその製造は、幾多の努力にも関わらず、我々のシドニー大学が研究に着手した直後の1989年まで成功しませんでした。
当大学での研究により真空ガラスの技術は大きく進歩しました。
例えば熱の流れの機構や、真空安定性、大気圧・温度差から発生する応力について、それぞれ優れた理解が得られました。
これまで当大学ではサンプルとして1m×1mまでの大きさの真空ガラス約700枚の製作に成功しています。
1994年、当大学は真空ガラスの商業生産に関し日本板硝子との協力体制をとりました。
日本板硝子は優れた技術力と、商品開発への強い決意を発揮してきました。
当大学は日本板硝子によって開発された 真空ガラス スペーシアの商業生産開始に強い誇りと満足を感じています。
スペーシアは消費エネルギーの低減を通じて、私どもの生活に大きな利益をもたらすでしょう。
スペーシアの第一の特長は既存の窓枠に対応できる薄さにあります。他のどんな断熱ガラスにもこの能力はありません。
当大学は日本板硝子とのこれまでの関係をさらに続けてゆくことを喜び、今後も画期的なアイデアの成果を分かち合えることを誇りに思います。
リチャード・コリンズ
(シドニー大学物理学部長 応用物理学科教授)
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