ガラスを上下中央で区切る中桟つきの窓のガラス交換
真空ガラスに交換
東京都奥多摩町のSさまからご依頼いただきました。
真空ガラス「スペーシアST」への入れ替えです。
今回は中桟付きの掃き出し窓です。
中桟(なかざん)とは、ガラスを上下中央で2つに区切っているアルミの桟のことを言います。
それでは、手順を施工写真つきで詳しく解説していきます。
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 奥多摩町 S邸 |
施工時間 | 60分 |
内容 |
中桟つきの掃き出し窓のガラス交換。 使用したのは、日本板硝子製の真空ガラス「スペーシアST」、6.2mmです。 |
参考価格 | \133,391 [見積もりの内訳はこちら] |
施工手順
1. 交換前の窓ガラスを取り外します。
交換前の掃き出し窓です。
今回は上下のガラスの間にアルミ枠がある窓です。
よくみかけますね。私たちはこのアルミ枠を「中桟(なかざん)」と呼んでいます。
まず網戸を取り外し、その後スペーシアに交換するガラス戸を取り外します。
2. 取り外した窓ガラスを台にのせます。
取り外した窓ガラスを台に載せます。
3. 上側のガラスを外します。
台の上にのせたガラス戸を分解します。四方に留められているビスをゆるめて外します。
その後写真のように上側のガラスを外します。
4. 下側のガラスを外します。
その後、下側のガラスを外します。
5. 引き続き、ガラスを外します。
今回は一部ネジが「バカ」になっていたため、既存のネジを緩めるのに時間がかかりました。
真空ガラス「スペーシアST」に交換される窓は、年数が多少経過されていることもあり、予想外のトラブルもありますね。
例えば家が軋んだりするせいか、障子(ガラス戸)が外せなかったりすることもあります。
6. アルミ枠にスペーシアSTをはめます。
いよいよ真空ガラス「スペーシアST」をはめ込みます。実はこの時が緊張の一瞬でもあります。
もし採寸が間違っていれば、この時に判明してしまいます。今まで1度もありませんが、「あれっ?スペーシア大きすぎるぞ??」ということにも成りかねませんからね。
7. 下側のスペーシアSTを同じようにはめます。
同じ要領で下側のスペーシアSTもはめ込みます。
ちなみにスペーシアSTにはグレチャン(ゴムビート)を巻いた状態でお客さまの家に訪問させていただきます。
8. アルミ枠を取り付けます。
反対側のアルミの縦枠も同時にはめ込みます。
9. スペーシアSTをならします。
その後、専用角材などを使い、新しく納めたスペーシアSTをさらに奥まで叩きはめ込みます。
10. 上側のアルミ枠をはめこみます。
最後にアルミの上枠を同じ要領ではめ込みます。
11. ビスで留めます。
ビスで留めていない箇所を留めます。
12. 再びスペーシアSTをならします。
最後に真空ガラス「スペーシアST」に巻かれているグレチャンがしっかり食い込んでいるのか確認します。
食い込みがまだ甘そうな箇所を慎重に叩きます。
13. スペーシアSTに組み替えたガラス戸を吊り込みます。
組み替えたスペーシア入りのガラス戸をはめ込みます。
鍵のかかり具合、戸の動き具合いなどを確認します。
これで完成になります。
お見積もり価格
今回の施工のお見積もり価格は、\133,391(税込み) になります。
窓の種類とサイズ
引き違いタイプの掃き出し窓です。ガラスが中央の中桟(なかざん)をはさんで2枚に分かれています。
内訳と合計金額
引き違いタイプの掃き出し窓、4枚のガラス戸を真空ガラス「スペーシアST」に交換。
品名 | 面積(m) | 単価 | 数量 | 金額 |
スペーシアST 1,2,3,4番 ガラスサイズ:W800 x H820 (mm) |
0.6560 | 24,797 | 4 | 99,188 |
運搬諸経費 | 6,300 | |||
ガラスリサイクル料 | 2.624 | 1,653 | 1,653 | |
施工費(採寸費含む) | 26,250 | 26,250 | ||
合計(税込み) | 4 | \133,391 |
※スペーシアSTⅡの1㎡あたりの価格は37,800円(税込み)になります。
※ガラスリサイクル料の1㎡あたりの価格は630円(税込み)になります。
※2窓目以降は、1窓ごとに5,250円(税込み)の施工費が追加されます。