窓本体、窓の隙間の両方から伝わる冷気を抑える
部屋の寒さ対策、窓の結露対策を考えたときに、
1. 窓本体から伝わる冷気
2. 窓の隙間から侵入してくる冷気
この2つをしっかり対策する必要があります。
まず、1番目の窓本体から伝わるの冷気の原因を
ご説明せて頂きます。
窓は、そもそも断熱効果の低い素材で構成されている
窓は、2つのパーツから作られています。
それは『窓枠』と『ガラス』です。
窓枠は、アルミか、樹脂(プラスチック)です。
普通のご家庭であれば、窓枠はほぼアルミ枠です。
ガラスは、今では様々な種類が流通しています。
寒さや結露でお困りでしたら、
厚さ3mm~5mmほどの板ガラスが
使われていると思われます。
冬は外の冷気が伝わり、
アルミ枠やガラスの表面が冷えやすくなります。
アルミ枠も、ガラスも、
そもそも断熱効果の低い素材だからです。
だからこそ、窓本体の断熱性能を高めることで、
部屋の寒さや結露の大きな改善につながります。
次に、2番目の窓の隙間から侵入してくる冷気を
ご説明させて頂きます。
窓枠の気密性が低いと、隙間から冷気が侵入する
窓を閉めた状態で、窓の隙間からの冷気を
どれだけ抑えられるかが重要です。
窓枠の気密性、つまり、窓の密着力です。
例えば、冷蔵庫の扉を見てみてください。
窓と比べて、各段に気密性が高いと言えます。
扉の隙間から冷気が漏れる冷蔵庫だったら困りますよね。
アイスだって溶けてしまいます。
例えば、35年以上使っているような古いサッシ窓では、
気密性が極端に落ちることも多いです。
「寒さ対策はさほど重要でなく、
とにかく結露がなくなればいい」のであれば、
窓の隙間からの冷気はほぼ関係ありません。
ですが、窓の寒さ対策の場合は、
窓枠の気密性がとても重要になります。
窓枠の気密性を高めることで、
部屋の寒さの改善につながります。
次のページでは、
窓の寒さ・結露を防ぐ3つの方法を
具体的にご説明します。