防犯ガラス「セキュオ」と真空ガラス「スペーシア」が合体
複数のガラスを一度に入れ替える様子
東京都青梅市にお住まいのOさまよりご依頼いただきました。真空ガラス「スペーシア」への入れ替え工事です。
家の全ての窓ガラスを真空ガラスに入替えました。およそ50枚ほどあります。
防犯が気になる一部の窓のみ、日本板硝子製の合わせ真空ガラス「スペーシア守」を採用しました。
スペーシア守は、防犯ガラスと真空ガラスが一体となっています。
1窓の交換にフォーカスせず、家全体の窓を交換する雰囲気をお伝えできればと思います。
それでは、手順を施工写真つきで詳しく解説していきます。施工例のはじまり、はじまりで~す。
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 青梅市 O邸 |
施工時間 | 5時間(2人) |
内容 |
家の窓ガラスすべて50枚を日本板硝子製の真空ガラス「スペーシア」に入替え。 1階の一部の窓は、合わせ真空ガラス「スペーシア守」を使用。 |
施工手順
1. 真空ガラスをトラックに載せて運びます。
真空ガラス「スペーシア」をトラックに載せて運びます。
運ぶときに割れないように、真空ガラスを積んで結わく作業にもかなり気を使います。
2. 家のすべての窓ガラスを真空ガラスに交換します。
お客様への挨拶を済ませて、小窓から真空ガラスへの入替えを開始します。
全窓およそ50枚ものガラスを真空ガラス「スペーシア」に交換します。
主に2人での作業になります。
3. 欄間(らんま)の窓を真空ガラスに交換します。
欄間と呼ばれる掃き出し窓の上部の小窓を真空ガラスに交換します。
「この小窓は交換しなくても大丈夫?」とたまにお客様からご質問を受けます。
断熱対策を目的とされるのでしたら、小窓もきっちり断熱ガラスに交換された方がいいです。
4. 面格子のある窓を真空ガラスに交換します。
面格子のある窓を真空ガラスに交換します。
中には面格子を取り外さないと、ガラスの交換が難しい場合もあります。
9割方はスムーズに交換できます。
5. 真空ガラスへの交換作業になります。
真空ガラス「スペーシア」への交換作業風景になります。
6. スペーシア守を取り付けるため、ガラス戸を取り外します。
1階の一部の窓は日本板硝子製の合わせ真空ガラス「スペーシア守」に交換します。
既存のガラス戸を取り外し、アルミ枠のビスをゆるめ、ガラスを外します。
7. ガラスをスペーシア守に交換します。
スペーシア守とは、真空ガラス「スペーシア」と防犯ガラス「セキュオ」を合体させた超高性能ガラスです。
高価なガラスになります。特に気になる窓のみ、このスペーシア守を取り付けられる方が多いです。
8. スペーシア守には、専用のアタッチメントが必要です。
真空ガラス「スペーシア」には、防犯効果はありません。強度は、普通のガラスとほとんど変わらないのです。
そのため、結露を防ぐだけでなく、防犯効果も欲しい窓には、スペーシア守がお勧めです。
スペーシア守は厚さが10mm以上あるため、専用のアタッチメントを使用します。
赤い点線部がアタッチメントになります。
9. スペーシア守を入れたガラス戸をレールに吊り込みます。
スペーシア守を入れたガラス戸を、元のレールにはめ込みます。
真空ガラス「スペーシア」は、普通のガラスよりも重いです。
合わせ真空ガラス「スペーシア守」は、それよりもさらに重いガラスです。
納めるのにも気を使います。
10. 鍵の調整をします。
合わせ真空ガラス「スペーシア守」は、10mm以上の厚さです。
それに伴ってアタッチメントが付属されるために、鍵(クレセント)が綺麗に納まらないこともあります。
そのような場合は調整で対応します。場合によっては鍵を取り替えることもあります。
この窓だけは、鍵を新しいものに交換することになりました。
11. 掃き出し窓も、合わせ真空ガラス「スペーシア守」に交換します。
1階の掃き出し窓は泥棒が入りやすいと考えられる窓でした。
ここにも合わせ真空ガラス「スペーシア守」を採用しました。
12. ガラスをスペーシア守に交換します。
ガラス戸を取り外したら、ガラスのみスペーシア守に入替え、いつもと同じ要領でアルミ枠をセットします。
13. スペーシア守を入れたアルミ枠をネジで固定します。
スペーシア守を入れたアルミ枠をネジで固定します。
14. ガラス戸を元のレールに吊り込みます。
スペーシア守を入れたガラス戸を元のレールに吊り込みます。
写真のように、ガラスとアルミ枠の間にアタッチメントが内臓されています。
15. 家の歪みによってガラス戸が外れない場所もあります。
窓のガラスの戸が外れない場所がありました。家の歪が原因によるものです。
16. バールで戸を持ち上げて、力ずくで外します。
窓のガラス戸が外れないときの対応になります。
手荒な方法になりますが、バールで戸を持ち上げ力ずくで外します。
それでも外れない場合は、ガラス戸を外さずに、そのままの状態でガラスを分解させます。
今回はそういう事態になっていました。
ガラスに上下のアルミ枠だけをはめ込み、その状態でずらしながら、窓レールにセットします。
17. 左右の縦枠を直ちにはめ込みセットします。
左右のアルミの縦枠はないので、ふにゃふにゃ状態です。
少しイメージしにくいかもしれません。
それを利用して納めたあと、左右の縦枠を直ちにはめ込みセットします。
18. 引き続き、2階の窓ガラスも交換します。
2階の窓ガラスも真空ガラス「スペーシア」に入替えました。
作業は全て1階外で行いました。
ガラス戸を真空ガラスに交換してから、2階に運んで納めるといった流れです。
19. 後片付けをして、完成になります。
後片付けをします。これで完成になります。
家の窓ガラス50枚すべてを真空ガラス「スペーシア」に入替えました。施工にかかった時間は2人で5時間ほどでした。
外れない窓が2、3箇所ありましたので、そういったこともなければ、2人で半日とちょっと、というところだと思います。
ガラスを入れ替えるだけなので、あっという間に施工が終わるのも真空ガラス「スペーシア」の大きなメリットです。