気密性の高いマンションは、結露が発生しやすくなります。
上下のガラス戸を組み合わせる様子
東京都青梅市にお住まいのKさまより、ご依頼いただきました。日本板硝子製の真空ガラス「スペーシアST」への入れ替えです。
この度は、マンション15階の腰高窓(大人の腰の高さからはじまる窓)を、真空ガラス「スペーシアST」に入替えます。
目的は、結露対策になります。マンションの室内は、気密性が良いために、結露が発生しやすいのです。
マンションの高層階にもなると、スペーシアの厚さを8.2mmにするなど、耐風圧強度も考える必要があります。今回は、お客さまと話し合った結果、6.2mmのものを利用することにしました。
それでは、手順を施行写真つきで詳しく解説していきます。施工例のはじまり、はじまりで~す。
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 青梅市 K邸 |
施工時間 | 2時間半/1窓 |
内容 |
マンションの15階にて、腰高窓のガラス交換。 使用したのは、日本板硝子製の真空ガラス「スペーシアST」。目的は、結露対策です。 |
施工手順
1. 右側のガラスは結露によって曇っています。
施工前の窓の状態です。
写真の右側の窓は結露により曇っています。すりガラスではなく、これは結露によるものです。
マンションは気密が良いので、窓ガラスの結露で困っている方が大変多いようです。
この窓ガラスを真空ガラス「スペーシアST」に入替えていきます。
2. ガラス戸のストッパーを緩ませ、ガラス戸を取り外します。
ガラス戸を取り外すのにだいぶ時間がかかってしまいました。
ガラス戸の外れ止めをなかなか取り外せなかったためです。
写真は、ドライバーでそのストッパーを緩めているところです。
ストッパーを緩めてから、ガラス戸を取り外します。
3. 外したガラス戸を台に載せます。
外したガラス戸を台に載せます。
マンションの場合は、ガラス戸を1階まで持ち運ぶのが大変になります。ベランダや通路で入れ替えることが多いです。
このガラスを取り外し、真空ガラス「スペーシアST」に入れ替えます。
4. アルミ枠とガラスを分解します。
ガラスのまわりのアルミ枠を取り外します。
5. 真空ガラス「スペーシアST」の登場です。
真空ガラス「スペーシアST」の登場です。
窓には中桟(アルミのさん)があるため通常の窓よりも施工は時間がかかります。
6. 中桟と上下の真空ガラス「スペーシアST」をつなぎ合わせます。
中桟(中央のアルミの桟)と上下のスペーシアをつなぎ合わせます。
7. 真空ガラス「スペーシアST」に縦のアルミ枠をはめ込みます。
先ほどつなぎ合わせた上下の真空ガラス「スペーシアST」に、縦のアルミ枠をはめ込みます。
中桟のネジ穴と縦のアルミ枠のネジ穴の位置が合うようにセットしていきます。
左右の縦枠を両方ともはめ込んでいきます。
8. 上側のアルミ枠をはめ込みます。
角材などを使って上側のアルミ枠を奥まではめ込みます。
9. 同じように、下側のアルミ枠をはめ込みます。
同じように、下側のアルミ枠を奥まではめ込みます。
10. アルミ枠をネジで固定します。
アルミ枠をネジでしっかりと固定します。
11. 組み立てたガラス戸を窓レールに吊り込みます。
真空ガラス「スペーシアST」を組み込んだガラス戸を窓レールにセットします。
12. 建て付け調整をして、真空ガラス「スペーシアST」の入替え完成です。
ガラス戸はスムーズに動くか、閉めたときに隙間は空かないか、といったことを調整します。
これで、真空ガラス「スペーシアST」の入替え工事完成になります。