重さ50kgを越えるサイズの強化ガラスに交換します。
隙間にゴムビートを埋め込む様子
東京都青梅市内の工業団地からご依頼いただきました。
車がぶつかって、既存のガラスが割られていたことが何度かあったそうです。
今回は比較的割られにくい強化ガラスを採用致しました。
縦横2メートルほどの大きさであるため厚さは6ミリと厚めのガラスを採用しています。
ガラスが大きいと運搬にとても気を使いますので大変です。
それでは施工例のご紹介、はじまり・はじまりで~す!
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 青梅市 工業団地 |
施工時間 | 2時間/1窓 |
内容 |
紹介写真では2人しか写っていませんが、合計3人で施工しました。大きいガラスですので施工時にはそれだけ人数が必要になります。 |
施工手順
1. まずは強化ガラスの運搬。
ガラスの大きさが、縦2m×横2mの大きさになります。ガラスの重さが50キロはゆうに超えます。
ガラス専用吸盤を使って運搬する方法もあるのですが、今回はこのようにトラックに積み込み致しました。
2. 既存の割れたガラスを取り外す。
到着後、まずは今あるガラスを取り外します。
通常は割れたガラスをそっと取り外し、運搬車両に載せます。
今回のケースはひび割れの進み具合いのことを考えた結果、ガラス斬りを使ってガラスを切断・破壊して取り外しました。
3. 既存のガラスを取り外す。
既存の割れたガラスを取り外しました。今はガラスが何も入っていない状態になります。
4. 強化ガラスをはめ込む前段階。
いよいよ強化ガラスをはめ込みます。
俗に、はめごろし窓(FIX窓)といわれています。
このような窓は、一般住宅では室内側から取り外すタイプがほとんどです。
今回のケースは室外側から取り外し、取り付けるタイプでした。
ガラスは透明で見にくいため、写真には、ガラスの淵に沿って赤い点線をつけてあります。
5. ガラスをはめこむ。
全工程の中で最も気を使うのが採寸です。計り間違えたものを発注してしまうと、もう取り返しのつかないこといなるからです。
再度発注し直すことになってしまいますからね。
そして施工中で最も気を使うのは、このガラスをはめる瞬間です。
強化ガラスでは考えにくいですが、ガラスをはめ込む時にぶつかってしまい、ガラスにひびが入る、といったことも考えられるからです。
6. ガラスの淵にゴムビートを巻く。
ガラスをはめ込んだ後、ガラスの周囲四辺にゴムビート(押し込みビート)をはめ込みます。
今回は室内と室外側の両方から押し込むタイプでした。外側、部屋側からできるだけ同時に2人でゴムを押し込んでいます。
7. 汚れを確認します
最後に納めた強化ガラスをガラス洗剤で磨き、汚れがないか確認して完了です。
8. 強化ガラスのシール
写真は今回納めた強化ガラスの右下にあるシールです。
わかりますでしょうか?
緑のシールの強化ガラスのステッカーが貼られています。
この強化ガラスに限らないのですが、防犯ガラスにしても防音ガラスにしてもガラスの下側に刻印やシールが貼られています。
防犯ガラスや真空ガラスですとシールでなく刻印が入っています。