ガラスの性能を数値化した成分表がある
窓ガラスも様々な種類が作られています。
騒音に強いガラス、強度に強いガラス、断熱効果の高いガラス、
延焼を防ぐガラス、熱に強いガラス、などなど。
それらのガラスの性能を数値化した
ガラスの成分表が存在します。
私たちは、お客様のご要望に合わせて、
成分表の数値を元にご提案しています。
紫外線カット率、日射熱取得率、熱貫流率、
透過率、反射率、遮音性能。
ガラスの成分表には、上記の項目が載っています。
熱貫流率の値が低いほど、結露が出にくいガラス
「どのガラスを採用すれば結露を抑えられるのですか?」
「ペアガラスってどのくらいの断熱性能があるのでしょうか?」
結露で困っているお客様からよく聞かれる相談内容です。
窓の結露を防ぐこと、部屋を温めることが目的の場合は、
熱貫流率の値が重要になります。
熱貫流率の数値が低いほど、
断熱性能が高く、結露を防ぎやすいガラスとなります。
「とにかく一番結露しにくいガラスに替えたい」という場合は、
熱貫流率の値の1番低いガラスを提案させて頂きます。
熱貫流率は、熱の伝わりやすさを数値化
熱貫流率とは、熱がどれだけ物体を通り抜けるかを
表現しています。
具体的に言うと、
室内側と室外側の温度差を1℃にした時、
1時間の間に、窓ガラス1㎡あたりに対して、
どれだけの熱量が通過するか
という数値です。
簡単に言うと、1時間に伝わる熱量のこと。
熱の伝わりやすさを表しています。
熱の伝わりやすさなので、
熱が伝わりにくいほど、値が小さくなります。
値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。
ガラスごとの熱貫流率をご紹介
リフォーム用の断熱ガラスごとの熱貫流率をご紹介します。
熱下流率は、U値とも呼ばれ、
ガラスには上記のような形で掲載されています。
繰り返しになりますが、熱貫流率の値が小さいほど、
断熱性能の高いガラスになります。
ペアプラス(旭硝子)
熱貫流率:2.1(W/㎡K)
ペアプラスエアー(旭硝子)
熱貫流率:2.5(W/㎡K)
真空ガラス スペーシア(日本板硝子)
熱貫流率:1.4(W/㎡K)
真空ガラス スペーシアクール(日本板硝子)
熱貫流率:1.0(W/㎡K)
真空ガラス フィット(日本板硝子)
熱貫流率:2.6(W/㎡K)
マドンナ(セントラル硝子)
熱貫流率:2.7(W/㎡K)
ガラスごとの熱貫流率、実際に施工したお客さまの声を元に、
お客さまの状況にぴったりなガラスを提案させて頂いています。
次のページでは
内窓を設置して窓の寒さ・結露対策する方法を
説明させて頂きます。