幅木は、鏡を載せる台になる出っ張りのことです。
鏡の縁をコーキング剤で覆う様子
東京都八王子市のKさまよりご依頼いただきました。鏡の取り付けになります。
鏡のサイズは、高さ 180cm×横110cmのものになります。比較的大型サイズの鏡です。
これくらいのサイズになりますと、鏡を地面に立てかける形での施工方法をとらせて頂きます。
今回の施工現場には一般住宅にみられる幅木と呼ばれる鏡を立てかけるのに必要な出っ張りがありませんでした。
そのため、鏡を載せる台を取り付けるなどして対応しました。
写真付きで施行手順を詳しく説明していきます。施工例のはじまりはじまりで～す。
| 担当店舗 | 窓工房 本店 |
|---|---|
| 施工地域 | 東京都 八王子市 K邸 |
| 施工時間 | 2時間 |
| 内容 |
大型鏡の設置。 当日に鏡の設置位置が変更したため、現場で鏡を切断。鏡を載せる台になる幅木の取り付けも行います。 |
施工手順
1. 大型鏡を設置する場所です。
中央から少し右よりに鏡を取り付けることになりました。
実は、もっとスペースの広い場所に取り付けることになっておりました。
急遽、当日に「ここになんとか設置して欲しい」との要望をいただいたのです。
条件付きではありましたが、この場に大型鏡を設置することになりました。
2. 鏡を運搬車から降ろします。
大型の鏡を軽トラックから降ろします。
鏡をトラックで運搬するときは、鏡の面を外から見えないようにします。
鏡の面が見えてしまうと、他の車は運転がしづらい可能性がありますからね。
事故の元になってしまうのです。
3. 鏡を切断します。
鏡を切断します。普段はこのようなこと現場ではまずしません。
当日に鏡を設置する場所が変更になりました。
新しい設置場所では、数センチ鏡が大きすぎたために、その分を現場で切断することになりました。
4. 鏡の淵を切り取ります。
鏡の淵を切り取ります。右手付近に細いラインがあるのが分かりますでしょうか。
猫の爪でひっかいたような白い線です。
このラインにそってパキッと割る感じになります。
鏡もガラス同じ方法で切断できます。
5. 鏡の淵を切り取る瞬間です。
鏡の淵を切り取る瞬間です。
緊張の一瞬になります。
この鏡の切断がうまくいかなかった場合は、お客様に料金をご負担いただくという条件のもと、現場で切断させていただきました。
6. 水平機を使って、鏡の設置位置を確認します。
赤いラインが壁にあるのが分かりますでしょうか。
これは水平機から出されている光線です。この光線を使って、垂直、水平ラインを導き出します。
柱などは垂直だとは限りません。
このような水平機で確認して、問題なければこの柱を基準にします。
7. 鏡の載せる台になる幅木を準備します。
鏡を載せる台になる幅木の設置準備をします。
8. コンクリート壁にドリルで穴を開けます。
固定する場所が木やアルミですと問題はありません。コンクリートの場合は普通にネジで固定はできないのです。
コンクリートにネジを打ち込む場合はドリルで穴を開けます。
そこにプラスチック製のネジ受けをはめ込み、その上にネジを打ち込む流れになります。
そこが今回のポイントになります。
9. コンクリート壁にネジ受けをはめ込み、ネジで幅木を固定します。
壁自体がコンクリートでしたので、コンクリート専用の打ち込みネジを使用します。
10. 幅木の設置が完了です。
鏡を載せる幅木の設置が完了です。
この上に鏡を載せることになります。
11. 鏡の裏側に
ミラーマットを貼ります。
鏡の裏側にミラーマットを貼り付けます。
12. 鏡の裏側にミラーボンドを塗ります。
鏡の裏側にミラーボンドを塗りつけます。
シーリング材を使えば、強力な接着力があります。ただし、完全に乾いて接着力が発揮されるまでには、24時間ほどかかってしまいます。
その点で、ミラーマットは張り合わせてすぐに接着効果が発揮されます。
特にミラーマットが乾くまで必要になってきます。
13. 大型鏡を貼り合わせます。
大型鏡を貼り合わせます。
一度貼り合わせてしまうと、もう外すことはできません。
鏡が傾いて付いていないか、慎重に貼り付けます。
14. 大型鏡の淵にマスキングテープを貼ります。
大型鏡のまわりにマスキングテープを貼り付けます。
見栄えを良くするために、鏡の淵をシーリング材で覆うためです。
15. 大型鏡の淵にシーリング材を塗りつけます。
大型鏡の淵にシーリング材を塗りつけます。
16. 引き続き、大型鏡の淵にシーリング材を塗りつけます。
引き続き、大型鏡の淵にシーリング材を塗りつけます。
17. マスキングテープをはがします。
シーリング材が乾く前に、マスキングテープをはがします。
18. 大型鏡の取り付け完成になります。
最後に運搬中や施工中に付着してしまった汚れなどをふき取ります。
これで大型鏡の取り付け完成になります。
