プラマードUには内開き窓タイプのものもあります。
プラマードUの下枠材を設置する様子
東京都昭島市にお住まいのAさまよりご依頼いただきました。二重窓の取り付けです。
今回採用させて頂いた窓は、内開き窓タイプのYKK AP製のプラマードUです。
防音目的の二重窓は引き違いタイプの窓が主流です。今回は開き窓のご紹介です。
施工手順を写真付きで詳しく解説させていただきます。
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 昭島市 A邸 |
施工時間 | 1時間半 |
内容 |
全部で3窓をお任せいただきました。 上下に開閉する窓の内側に二重窓を設置。YKK AP製のプラマードUの内開き窓タイプのもの。色はホワイト。 ガラスは日本板硝子製の防音ガラス「ソノグラス」。 |
施工手順
1. 現状の窓はこのような形です。
現状の窓はこのような形の窓です。上に長い窓とでもいうのでしょうか。
このような窓にも二重窓をつけることができます。
開き窓タイプの二重窓で遮音対策をします。
2. 二重窓を取り付けるスペースです。
開き窓タイプの二重窓も一般的な引き違いタイプの二重窓と同じように、赤線のスペースに樹脂製内窓の枠を取り付けます。
寸法には製作範囲というものもあります。小さ過ぎたり、大き過ぎたしすると、製作できない場合もあります。
ほとんどの窓の大きさですと大丈夫ですけどね。
3. YKK AP製のプラマードUのホワイト色を使用します。
木目調の木枠に二重窓用の樹脂枠を取り付けます。
今回採用させて頂いた開き窓タイプはYKK AP製プラマードUのホワイト色です。
4. 開き窓タイプのプラマードUも縦枠から取り付けます。
縦枠から取り付けていきます。
開き窓タイプは、引き違いタイプと違って樹脂性サッシのしなり度が低いです。寸法誤差の許容範囲も小さくなります。
取り付け施工もさることながら、採寸にもものすごく気を使いますね。
5. プラマードUの縦枠横から見ると・・・
開き窓タイプのYKK AP製のプラマードUを正面から見た写真です。納まりはこのような形になります。
6. プラマードUの縦枠をネジで留めます。
YKK AP製のプラマードUの縦枠を固定します。
今回は既存木枠の外側に軸を合わせて取り付けております。
7. プラマードUの左枠の位置を決めます。
樹脂製プラマードUの左側の縦枠も同じように固定させます。
まずはじめにすることは 右側の枠と左側の枠が段差なく平行に設置できるように位置を決めることです。
8. プラマードUの左側の枠の中央をネジで留めます。
右側のプラマードUと同じように左側も固定していきます。
9. 左側の枠を全てネジで留めます。
左の枠の中央を固定したあと、再び左右の枠の位置に問題ないか確認します。
その後、プラマードUの左枠を全てをネジでとめます。
10. プラマードUの上枠を取り付けます。
開き窓タイプのプラマードUの上枠を取り付けます。
左右の樹脂枠の留めた位置がずれることなく正確に取り付けられていればすんなり納まります。
納めた後、専用ネジで固定します。
11. プラマードUの下枠を取り付けます。
開き窓タイプのプラマードUの下枠を取り付けます。
ここは上枠と同じ要領になります。
12. プラマードUの下枠を専用のネジで固定します。
プラマードUの上枠と同じように、下枠も専用のネジで固定します。
13. カバーをはめ込みます。
枠の上に補助材を取り付けます。ゴムハンマーを使ってはめ込みます。
補助材の目的は、ネジ止めした部分を隠すため、開き窓を閉めた時の密閉度を増すためです。
左右上下の4箇所全てに押し込みます。
14. プラマードUの枠の取り付け完成です。
開き窓タイプのプラマードUの枠の取り付け完成です。
写真の2つの窓は同じサイズの窓です。左側はまだ何も付けていない状態、右側は枠を取り付けた状態です。
この枠の取り付けで遮音性能が決まると言ってもいいでしょう。
この枠がきっちり納まるように採寸して発注することが大切になります。
15. 窓を吊り込みます。
工場で組み立ててきた窓を吊り込みます。
16. 開き窓タイプの二重窓の完成です。
開き窓タイプの二重窓の取り付け完成です。
左側の窓は完全に閉めた状態、右側の窓は少し開いた状態です。
YKK AP製のプラマードUだけでなく、トステムのインプラスにも、同じような開き窓タイプの二重窓があります。