築年数50年以上の木造平屋の窓をリフォームします。
プラマードUを使用して窓をリフォーム
東京都青梅市にお住まいのOさまより、ご依頼いただきました。
木造平屋の掃き出し窓を、新しい窓に入れ替えます。
築年数50年以上が経ち、窓の動きが重くなってしまったこと、見栄えをよくしたいことが交換の理由でした。
下枠レールをフラットにしたいということで、木製の建具を取り外して、YKK AP製のプラマードU(ミディアムオーク色)を採用しています。
それでは、手順を施行写真つきで詳しく解説していきます。
施工例のはじまり、はじまりで~す。
担当店舗 | 窓工房 本店 |
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施工地域 | 東京都 青梅市 O邸 |
施工時間 | 1日/2窓 |
内容 |
築50年以上が経った木造平屋の掃き出し窓の交換。 使用したのは、YKK AP製のプラマードU。色は木目調のミディアムオーク。 |
施工手順
1. 現在の窓の状態です。
築年数50年以上の木造平屋です。掃き出し窓を取り外して、新しい窓に入れ替えます。
・隙間風が入ってきて、冬は寒い
・年輩の方が住まわれているので、下レールの段差は極力小さく抑えたい
・できればサッシ色は木目調がいい
このような理由からYKK AP製のプラマードU、色はミディアムオークを採用しました。
2. 現在の窓の下レールの状態です。
2mmの薄いガラスが使われています。
木の建具ということもあり、ガラス戸の動きが確かに硬かったです。
築年数も実際は60年近いかもしれないとのことで、建て付けもかなり狂っていました。
冬場は隙間風も入って大変なようです。
3. 下レールを取り外します。
いよいよ窓の入れ替え工事の始まりです。
まずは下レールを取り外します。
4. 鉋(カンナ)で段差を少なします。
鉋(カンナ)を使って段差を少なくします。
下レールを外してみると、その下がデコボコであったためです。
家の歪みが著しかったこともあって、ある程度は平らにならす必要がありました。
5. プラマードの左右の縦枠レールを取り付けます。
プラマードの左右の縦枠レールを取り付けます。
普段、二重窓を取り付けるときと、同じ流れになります。
6. プラマードの下枠レールと上枠レールを取り付けます。
プラマードの左右の縦枠レールを取り付けたあと、下枠レール、上枠レールも取り付けます。
専用ネジで固定していきます。
7. 設置したレールにガラス戸を吊り込みます。
設置したレールにガラス戸を吊り込みます。
ガラス戸はスムーズに動くか、隙間なくしまるか、といった建て付け調整をします。
このあと網戸を取り付けていきます。
8. 網戸レールを取り付け、網戸をセットします。
網戸レールを取りつけます。
プラマードは本来、室内に取り付ける窓です。網戸付きタイプはありません。
そのため、新たに網戸レールを取り付ける必要があります。
上下に網戸レールをセットして、網戸をレールに載せて、建て付け調整をします。
これで網戸の取り付けは完了です。
9. 防水処理を行います。
特に問題はないと思われますが、風雨にさらされる可能性もあります。
柱とプラマードのレールの間は、コーキング施工で防水処理をします。
コーキング施工をする前に、マスキングテープを張ります。
10. 柱とプラマードのレールの間にコーキング材を打ち込みます。
柱とプラマードのレールの間にコーキング材を打ち込みます。
今回は柱の傾きが著しかったため、プラマードの縦枠レールと柱の間に支い物(かいもの)を入れました。
その上にプラマードの縦枠レールを取り付けています。
そうすると、柱とプラマードの縦枠レールとの間に隙間が生まれます。
その隙間部分をしっかりと防水処理をする必要があったのです。
11. マスキングテープをはがします。
マスキングテープをはがします。
12. 引き続き、室内側もコーキング施工をして、完成になります。
先ほども説明した通り、柱とプラマードの縦枠レールの間に隙間があります。
室内側からもコーキング材を打ち込む必要があります。
室外側と同じように、マスキングテープを貼ってから、コーキング施工を行います。
これでプラマードを使用した掃き出し窓の交換が完成になります。
窓のすぐ外は縁側でひさしもあるため、YKK AP製のプラマードでも問題ないと判断して、施工を実施しました。
既存の窓が木造の建具でしたので、この施工方法が可能になりました。